シトロエンC4 ハイブリッドの仕組みと評価|48V・6速DCT・ハイオクの実際

郊外を走るシトロエンC4 MAX HYBRIDのイメージ

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『シトロエンC4のハイブリッドって、プリウスみたいな仕組みなの?』と気になっている方も多いはずです。

結論から言うと、C4 MAX HYBRIDは48Vのマイルドハイブリッドです。外部充電は要らず、1.2Lターボと6速DCTの間にモーターが入る仕組みなんです。

この記事を読めば、諸元表の数字と旧ガソリン・ディーゼルとの違いが一度に分かります。

目次

シトロエンC4 ハイブリッドはどんな仕組み?

現行のシトロエンC4は、2025年3月27日のマイナーチェンジでハイブリッド化されました。シトロエンとしては初めてのハイブリッドモデルです。

型式は3AA-C41HN09で、グレードは「C4 MAX HYBRID」と「C4 MAX HYBRID ブラックルーフ」の2つです。2機種の違いはC4のグレードの記事で比べています。

先に結論

C4 HYBRIDは「1.2L直3ターボ+モーター内蔵の6速デュアルクラッチ」の48Vマイルドハイブリッドです。コンセントで充電する必要はなく、燃料はハイオク、駆動はFFのみです。

仕組みをもう少しかみくだくと、エンジンとタイヤの間にある変速機の中に小さなモーターが入っています。

発進や低速ではモーターが手伝います。最大で約30km/hまでは、電気だけで走れる場面もあります(Stellantisジャパン 2025年3月27日発表)。

メーカーは、市街地では1時間あたり約50%がエンジンを使わない状態だと説明しています。

ただ、モーターの最高出力は16kWと小さめです。モーターだけで長く走る「ストロングハイブリッド」とは考え方が違うんですね。

『じゃあ、普通のガソリン車と何が違うの?』と思いますよね。いちばんの差は、ゴーストップの多い道でエンジンを休ませられる点です。

シトロエンC4 ハイブリッドの48Vマイルドハイブリッドの仕組みを示した図解

エンジン・馬力・トルク・ミッションの諸元表

ここでは、公式の装備・諸元PDF(2026年6月版)の数字をそのまま並べます。「シトロエンC4の諸元表をざっと見たい」という方は、この表だけで足ります。

項目C4 MAX HYBRID(2026年6月版 公式諸元)
型式3AA-C41HN09
エンジン直列3気筒DOHC ターボ(筒内直接噴射)
排気量1,199cc
エンジン最高出力100kW(136ps)/5,500rpm
エンジン最大トルク230Nm/1,750rpm
モーター最高出力16kW/4,264rpm
モーター最大トルク51Nm/750〜2,499rpm
システム合計出力107kW(145ps)
駆動用バッテリーリチウムイオン 総電力量0.876kWh
トランスミッション6速デュアルクラッチ(モーター内蔵)
駆動方式前輪駆動(FF)
燃料・タンク無鉛プレミアム(ハイオク)・50L
WLTC燃費23.2km/L
車両重量1,370kg

排気量は1,199ccなので、自動車税は「1.0L超1.5L以下」の区分で年30,500円です。

馬力はエンジン単体で136ps、モーターと合わせたシステム出力で145psです。1,370kgの車重に対して、街乗りや高速の合流で困る数字ではありません。

トルクはエンジンが1,750rpmという低い回転で230Nmを出します。実は、ここに発進時のモーターの51Nmが加わるので、出だしは軽く感じやすいんです。

最高速度について

最高速度は、日本向けの公式資料で確かめられた数字がないため、この記事では出していません。参考までに、アクティブクルーズコントロールは約0〜180km/hで作動する仕様です。

ミッションは旧型の8速AT(EAT8)から、6速デュアルクラッチに変わりました。MTの設定はありません。

燃費と燃料:ハイオクでWLTC 23.2km/L

C4 HYBRIDの燃費は、WLTCモードで23.2km/Lです。内訳は市街地23.2、郊外23.5、高速道路22.9km/Lと、走る場所による差が小さいのが特徴です。

Stellantisジャパンは、この数字を「輸入車のCセグメントモデルの中でトップの燃費性能」と発表しています。

『ハイブリッドならレギュラーでいいんでしょ?』と思うかもしれません。ここが大事なところで、C4 HYBRIDの指定燃料はハイオクです。

過去の3代目C4と並べると、年間でどれくらい燃料の量が違うかが見えてきます。年1万km走った場合を、WLTC値で割った目安です。

パワートレイン年式WLTC燃費燃料年1万kmの燃料量(目安)
1.2 HYBRID(現行)2025年3月〜23.2km/Lハイオク約431L
1.2 PureTech ガソリン2022〜2023年17.7km/Lハイオク約565L
1.5 BlueHDi ディーゼル2022〜2025年22.6km/L軽油約442L

同じハイオクの旧ガソリン車と比べると、年1万kmで約134L少なく済む計算です。

3代目C4のパワートレイン別に年1万kmの燃料量を比べた図解

燃料代は、この量にお住まいの地域の単価をかけると出せます。実際の燃費は、気温や渋滞、走り方で上下するので幅をもって見ておきましょう。

燃費で後悔しないための確認
  • 指定燃料がハイオクであることを家族にも伝えておく
  • 自分の走り方が市街地中心か高速中心かを考えておく
  • タンク容量50Lで給油の回数を想像してみる

実燃費や季節ごとの差は、C4の燃費の記事でくわしく見ています。

試乗で分かるC4 ハイブリッドの評価

『カタログの数字はいいとして、運転してみてどうなの?』というのが気になるところですよね。

レビューやブログでよく話題になる点を、良い面と気になる面に分けてみました。感じ方には個人差があるので、試乗で自分の感覚と照らしてみてください。

よく言われる良い点
  • 発進や低速がモーターの助けで静かで軽い
  • 渋滞でエンジンが止まっている時間が長い
  • PHCサスペンションと厚いシートで乗り心地がやわらかい
  • 高速でも燃費が落ちにくい
気になると言われる点
  • デュアルクラッチ特有の低速のつながり方に慣れが要る
  • 燃料がハイオク指定
  • モーターだけで長く走るタイプではない
  • 4WDの設定がない

試乗では、次のような場面を意識してみるのがおすすめです。

例えば営業担当の方に、こんなふうに頼んでみるといいですよ。

「渋滞っぽいゆっくりした発進と、坂道発進も試せますか」

「大丈夫ですよ。近くの坂のある道を回りましょう」

デュアルクラッチは、ゆっくり動き出す場面で感覚が出やすい変速機です。ここを先に確かめておくと、買った後の「思っていたのと違う」を減らせます。

乗り心地そのものについては、C4の乗り心地とPHCの記事で詳しく書いています。

よくある失敗

試乗を平らな道の数分だけで終わらせてしまうことです。坂道、駐車場の切り返し、合流の加速まで試しておきましょう。

旧ガソリン・ディーゼルとハイブリッド、どれを選ぶ?

C4を探していると、新車のハイブリッドと、2022〜2024年式の中古(ガソリン・ディーゼル)の両方が候補に入ってきますよね。

3つを数字で並べるとこうなります。

比べる項目MAX HYBRID(現行)PureTech ガソリンBlueHDi ディーゼル
型式3AA-C41HN093BA-C41HN053DA-C41YH01
出力136ps(システム145ps)130ps130ps
トルク230Nm(モーター51Nm)230Nm300Nm
ミッション6速DCT8速AT8速AT
WLTC燃費23.2km/L17.7km/L22.6km/L
燃料ハイオクハイオク軽油
AdBlue補充不要不要必要
新車での価格4,550,000円(2026年10月時点)販売終了販売終了

結論から言うと、新しさと燃費のバランスで選ぶならハイブリッドです。

長距離が多く、トルクの太さを重視するならディーゼルの中古も候補になります。ただし、AdBlue(尿素水)の補充が必要です。

詳しくはC4のディーゼル(BlueHDi)の記事にまとめました。

ガソリンのPureTechは、燃費の面ではハイブリッドとディーゼルに届きません。そのぶん中古で手が届きやすい年式が見つかることもあります。

旧グレード名(FEEL・SHINE)の違いはSHINE・FEELの中古を買う時の記事を見てみてください。

C4 MAX HYBRIDの中古とエディション ルミエル

『ハイブリッドの中古はもう出ているの?』という方もいるはずです。2025年3月の発売から時間がたち、登録済みの車が出始めています。

中古のMAX HYBRIDを見る時は、どの仕様かを最初に確かめておきましょう。

仕様時期発売時の価格特徴
C4 MAX HYBRID2025年3月〜4,320,000円モノトーン
Edition Lumière(エディション ルミエル)2025年8月〜4,480,000円サンルーフ・ステアリングヒーター・ブラックルーフ・ブラックホイール
C4 MAX HYBRID ブラックルーフ2025年11月〜4,360,000円2トーンのルーフ

いま新車のカタログで選べるのは、MAX HYBRIDとブラックルーフの2機種です。サンルーフとステアリングヒーターは、特別仕様車のエディション ルミエルだけの装備でした。

エディション ルミエルは、2026年10月時点の公式コンフィギュレーターには載っていません。欲しい場合は中古で探すことになります。

くわしくはC4の特別仕様車の記事で見ています。

中古の値段は、年式・走行距離・地域で動きます。ここでは相場の数字は出さず、条件をそろえて比べることをおすすめします。

新車の見積もりで確かめておきたいこと

C4 MAX HYBRIDの価格は、2026年10月時点で4,550,000円です。ブラックルーフは4,590,000円です(経済変動加算額230,000円込み・公式コンフィギュレーター)。

この金額にはオプション代や登録費用は入っていません。乗り出しの総額は新車価格と乗り出し総額の記事で計算しています。

見積もりまでの流れ
  1. MAX HYBRIDとブラックルーフのどちらにするか決める
  2. ボディカラーを決める(有料色は66,000円か82,500円)
  3. 付けたいアクセサリーを書き出す
  4. 正規ディーラーで見積もりを出してもらう
  5. 別の店舗の見積もりと総額で比べる

経済変動加算額は今後変わることもあるので、最新の金額は見積もりで確かめておくのが確実です。

値引きの交渉は、見積もりを比べてからが本番です。交渉の順番はC4の値引き相場の記事にまとめています。

シトロエン C4買いたいドットコム

シトロエン C4の値段、先に相場を見ておく

シトロエンC4 MAX HYBRIDの見積もりを取って、総額を比べてみる

無料今の車の買取相場を調べる

※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

よくある質問

シトロエンC4のハイブリッドは充電が必要ですか?

必要ありません。48Vのマイルドハイブリッドで、走りながらバッテリーに電気をためる仕組みです。コンセントから充電するのは電気自動車のË-C4のほうです。

C4 ハイブリッドの燃料はレギュラーでもいいですか?

指定燃料は無鉛プレミアムガソリン(ハイオク)です。給油口や取扱説明書の表示に合わせて入れておきましょう。

C4 ハイブリッドの馬力とトルクはどれくらいですか?

エンジンが136ps・230Nm、モーターが16kW・51Nmで、システム合計出力は145psです(公式諸元)。

トランスミッションは何ですか?

モーターを内蔵した6速デュアルクラッチです。旧ガソリン・ディーゼルの8速ATとは別物で、MTの設定はありません。

4WDのハイブリッドはありますか?

ありません。C4は全車FF(前輪駆動)です。雪道の備えは駆動方式の記事で紹介しています。

まとめ

この記事の要点
  • C4 MAX HYBRIDは1.2Lターボ+6速DCTの48Vマイルドハイブリッドで、外部充電は不要
  • システム合計145ps、WLTC 23.2km/L、燃料はハイオク、タンク50L
  • 旧ガソリン(17.7km/L)より年1万kmで約134L燃料が少ない計算
  • 新車価格は2026年10月時点で4,550,000円(ブラックルーフ4,590,000円)
  • 試乗では低速の発進と坂道を確かめておく
シトロエン C4買いたいドットコム

シトロエン C4買いたいドットコム 編集部

シトロエン C4の価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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